記事のほうをチェックしていきましょう。
DeNA・山崎康晃投手(30)が26日、横浜スタジアムで開催された「ファンフェスティバル2022」で来季以降の残留を宣言した。夢であるメジャー挑戦を模索し続けていたが、救援投手最長となる6年の長期契約に合意。生涯ベイスターズを宣言した。
予告なし。突然場内大型ビジョンに山崎の8年間のプレー映像が流れた。戸惑う2万7115人のファン。異様な雰囲気の中、既に感極まっていた山崎がステージに上がった。
「毎年メジャー挑戦を口にしてきたが、今年は特にやりがいのあるシーズンだった。それは僕が分かっている。だから来年も横浜スタジアムでプレーすることを決めました」
サプライズでの残留表明だった。同時にメジャー封印宣言でもあった。涙ながらに思いを語り、本拠地は大きな拍手に包まれた。メジャー挑戦はプロ入り後抱き続けた夢だった。順当なら来季中に海外FA権を手にする。このオフもポスティングシステムの申請について悩み抜いていた。
その夢を断ち切った。理由がある。昨オフ最愛の母・ベリアさんが51歳で死去。「苦しい時期だった」と振り返る。だがその思いを忘れるほど心躍らせたのが、チームの躍進だった。前年の最下位から2位に浮上。自らも守護神に返り咲き、自己最多タイの37セーブ。8月24日の阪神戦では史上最年少での通算200セーブも達成した。20年6、21年1と1桁セーブに沈んでいたが、2年間のどん底から見事に復活した。
「一番は今季が楽しかった。メジャーの道をひとまず封印ということ」。来季もプレーする思いを球団に伝え、この日の朝に契約に合意した。三浦大輔、宮崎と並ぶ球団最長の6年契約。救援投手としては、中日・岩瀬仁紀、楽天・松井裕樹らの4年を抜く歴代最長となった。「リリーバーは短命。でも長期契約を結んでいただいた。横浜のために、骨をうずめる思いで頑張っていきたい」。メジャーの夢はDeNAで頂点をつかむことに移り変わった。生涯横浜を決意した山崎の願いは、本拠地でファンの思いと一つになった。(大木 穂高)
《DeNA選手の過去最長は三浦監督の6年》DeNAの複数年契約は6年が最長で、三浦大輔が03~08年の6年総額16億円で契約。現役では宮崎が昨年オフに年俸2億円で6年契約を結んでおり、山崎は3人目。日本球界では韓国出身の趙成ミン(チョ・ソンミン、巨)が96年から8年契約を結んだが途中退団。現役では則本(楽)、柳田(ソ)、山田(ヤ)の7年が最長。(スポニチから引用)
なにものでもありません。来年は入江投手の先発再転向にも期待したいですね。
山崎康晃投手、残ってくれて本当にありがとう。
横浜DeNAベイスターズランキング