【DeNA】知野内野手　４年目で遊撃手のレギュラー候補に名乗り

今年のベイスターズはオープン戦から好調です。その中でも特に目立つ選手がいます。４年目の知野内野手です。

　巡ってきたチャンスは逃さない。４年目のベイスターズ・知野内野手がキャンプの成果を発揮しています。「バットを振るではなく、落とすイメージでずっとやってきたので、今日はいい感じのイメージできました」。直球で押されることも、変化球で崩されることもない、お手本のような打撃でアピールを続けています。広島戦では三回無死一、二塁から外角高めのカーブを流し打ち、右前打で好機を広げました。五回は先頭で１４５キロの外角直球を右翼線へ。巧みなバットコントロールで複数安打をマークしました。
　安打以上に喜びを感じたのは幼いころから守ってきた愛着あるポジション。今季実戦では初めて就いた遊撃の守備に「緊張する部分も多々あった。少しテンパった部分もあったが、何とか自分の思い描くプレーができたのかなと思います」。失策はあったが、溌溂とプレーしていました。
　
　昨季は１軍デビューを果たし、３６試合に出場。５月に横浜スタジアムで放ったホームランがプロ初安打でした。今季はキャンプから好調を維持し、怪我で離脱した３年目の森選手に代わって６番・遊撃で起用されました。「思い描いたプレーは少しはできたのかな」と笑みがこぼれました。
　
　福島・聖光学院高を中退して地元・新潟に戻り、独立リーグで再起。２０１８年ドラフト６位で入団した苦労人。この日、チーム唯一のフル出場で結果を残し「キャンプでやってきたことがいい形で出ている」。今季開幕戦の相手となる広島との前哨戦でインパクトを残し、遊撃手のレギュラー候補に名乗りを上げました。




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